染めと花かんむりと子どもと
道東で天然顔料のクレヨンや絵の具を作っている
手作りクレヨン工房 Tuna-Kai さん
まだ直接お会いしたことはないけれど、
かつて同じ団体で天然顔料を学び
同じ大学出身
そして天然の色でお仕事をしている先達と
して すごいなあと思ってみていますが
シロツメクサできれいな黄色の顔料がとれると
投稿されていて、とってもびっくり
道東よりやや暖かい西胆振では
シロツメクサの盛りは過ぎてきていますが
まさに最近、必死?で鎌で刈っていた
アトリエの玄関前は一面シロツメクサ(狭いけど)
今日は遅れに遅れている絵本制作の日ですが
並行して早速お花を集めて染めてみました
量が少ないのでかなり時間をかけて煮出して
みました
液は薄い茶色系
オーガニックガーゼストールを入れてみましたが
あんまり色はつかないもよう・・・う〜ん
3本のうち2本のストールを明礬で媒染
すると!おお
tuna-kaiさんのおっしゃる通り
きれいなレモンイエローになりました
嬉しい・・・
水洗いしてさらに染色
残りの一枚はちょっと予感がして
鉄媒染してみると
とても美しい緑系に・・・
鉄媒染をどこで止めるか悩みました

地元の素材で染めよう と今年は思ってますが
正直思ってもみない素材でした・・・感動
それにしてもシロツメクサから黄色がとれるとは
本当に植物は不思議です
シロツメクサといえば
タンポポと同じように
小さい時に花輪を作ってかんむりにしたり
ネックレスにしませんでしたか?
今の子どもたちはするかしら・・・
アカツメクサの蜜を吸いながら
学校から帰ったなあ
(アカツメクサも黄色だそうです)
そんなことも思い出す、草木染めはやはり
温もりがあるなあとうれしくなります
もともと自然が好きで始めたこと
だから 色は出たものをもらう
色を追って必要以上に薬品を増やさない
それは自然から色をもらうものの
流儀だと改めで思うのでした